癒しのハーブで地域を活性化

佐々木裕美さん

佐々木 裕美さん

JR千倉駅の徒歩圏内、海からほど近い場所にハーブちくらはあります。約2反の畑の半分ほどがきれいに整備されたハーブガーデン。遊歩道の両脇にはテーマをもって植栽されたさまざまなハーブが豊かな香りを漂わせています。「地力がありすぎて、驚くほど生育がいいんです」と話すのは佐々木裕美さん。ハーブを軸に農的暮らしを実践するガーデンのオーナーです。

環境に対する意識は昔から高かったそうで、以前は東京にある環境関連のベンチャー企業で多忙な日々を送っていたそう。ところが、環境ビジネスといいながらも利益を追い求めるマネーゲームに嫌気がさし、また食の重要さを再認識したことで自然豊かな土地への移住を決意。自然の中で自分らしく暮らそうと2008年に南房総へとやってきました。

家より先に見つかったという畑を軸に、自給自足的な生活がスタート。地域へも溶け込み交流を深めていきます。そんななか、趣味で参加していた「ハーブ茶話会」の縁で、ハーブ講座で使うガーデンの管理人を任されることに。ここで本格的にハーブ栽培に携わるようになり、ほとんど独学でハーブのことを学びました。その後ハーブ好きが集まってコミュニティガーデンを運営することになり同好会的に発足した「千倉ハーブの会」の中心的役割を果たします。「畑でハーブに触れているだけでハッピーでした」と当時を振り返る佐々木さん。精神的に辛い時期にハーブから元気とエネルギーをもらったという自身の経験などもあり、癒しの力のあるハーブ栽培をビジネスにできないかと考えるようになります。

自身で開墾したハーブガーデンはまだ整備の途上。ここで栽培されるハーブはフレッシュハーブやハーブティー、バスポプリなどとして販売しています。また自ら育てたハーブのエキスを抽出したオイルは、本業でもあるマッサージにも活用しているそう。これからはメディカルの分野の知識をさらに深め、ハーブのもつさまざまな力を広めていきたいといいます。「まずはガーデンに来てここのハーブを見てほしい。千倉がハーブの町として認知されて、地域の活性化にも貢献できれば」。偶然出会ったハーブは今では佐々木さんのライフワークになりました。
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